「これが、好きっていう、気持ち?」

「うん。それが好きって事だよ。」

そっか…私、怜くんのことが好きなんだ…。

怜くんのことを考えると、心が温まるときがある。

やっぱり怜くんのことが私、好きなんだな…

そう思った。

「よし。じゃー行動派の愛華さんにお尋ねします。」

りまは手でマイクを作る。

「愛華は怜くんに思いを伝え…?」

私の前にりまは手を差し出す。

インタビューを受けているときのようだ。

「伝え…………


どうしよう…やっぱりわかんない;」

重要な事になるとやっぱりわかんない。

りまが言いたいのは私が怜くんに

思いを伝えるかどうかって言いたいんだよね。

どうすれば良いのか分からない。

「よしっじゃー怜くん家、いってらっしゃい♪」

「へ?」

突然すぎて何が何なのかよく分からない。

「はぁ…

だーかーら!!

怜くんの家に行って思いを伝えてきなさい!!」