「お「あれぇーっそこにいるの愛華と…彼氏ぃ??」
怜くんの声を遮って
私の耳に聴きたくない声が聞こえた。
「お姉ちゃん…」
そう…姉だ。(後ろに優喜さんも一応いる)
「愛華、こんなかっこいいこどうしたの?愛華にしてはやるじゃなーい」
そう言って姉は怜くんをじろじろと見ている。
その怜くんはちょっとびっくりした顔で固まってる。
いつも同級生とかには凄く冷たい怜くんだが
私の姉には勝てないようだ。
「美華…この子困ってるからやめろよ。てか止めてくれ。俺がいんのに…」
「ゆう~ごめんねっそんなつもりはなかったのっごめんねっ」
姉はそういって優喜さんに飛びつく。
忙しい奴だ。