…ガタッ

誰かが駆け込んでくる音がした。

「はぁ…はぁ…はぁ…」

保健室に駆け込んできたのは怜くん。

とても息切れしてる…

「怜!お前何しとんねん。」

「悪い…大丈夫か?南沢…」

「大丈夫なわけないやろ!お前のファンクラブの奴らにやられたんや!」

秋くんがめっちゃキレてる。

私もりまもびっくり。

いつもは秋くんが怜くんに怒られてるのに…

「怜くん。今日はここまでで済んだからよかったけど…

愛華の怪我、酷いんだ。

だから、家まで送っていってやって。」

いや…怪我酷いけどそこまでないし…

「りま、1人で帰れる「また何かされたらどうするの?

ってことで怜くん、愛華を守ってね。秋、行こう。」

「えっあっ…おぅ…んじゃー怜、愛華ちゃんを守ったれよ。気ーつけて帰るんやで」

そう言ってりまと秋くんは帰った。

暫くの沈黙…

怜くんも何か考えているようで黙ったままだ。