ホームルーム中前の席の海梨から手紙がきた

デート頑張りなよっ
なんなら付き合っちゃえ!

ガタッ
「だからデートぢゃないってば」

し~ん……


ヤバッ

「椎波いったい誰とデートするんだ。まっデートするのは悪くないが今はホームルーム中だそ」

「はぃ。スイマセン」
クスクス
皆の笑い声が聞こえてきた。

前の席では海梨が笑いを堪えていた。

海梨のばか(泣)


柚紀は授業中頭の中でずっと藍麗君とデートとリピートされて授業どころではなかった。

あっという間に授業が終わり放課後になった。

「ぢゃっ柚紀頑張りなよ!」


「頑張るって何を?」

「だから今日斎藤君に告るんでしょ?」

「こ…告る∑」

「えっ柚紀って斎藤君好きなんぢゃないの?」

「えっ∑私が斎藤君を好きっ!」

「うん。だって顔に書いてるよ!」