『ウメェ!おい和馬、タマゴくれ!』
『は?ふざけんな、オイ!祐!』



アタシは、はしをガチャっと置いた。



『テメェらうるせぇんだよ、カス。』

2人がシーンとする。

『ゴメンなさい。』
『はーい。』


要がふきだす。

『ハハハっゴメンなぁ和馬も祐も。佳恵はこんな美女だけど、毒舌つぅか男口調なんだ。』


『本当、初めて中野と会った時すっげえ可愛いと思ったし。人違うよなぁ!』



あっそ。


『恋しないの?』


和馬が聞く。無駄な話だ。


『しない。』

『何で?』

『だるい。』

『へぇ・・・今までで何回告られた?』

『知らん。』


数えた事ないし。



要が指をおりながら数えている。


『・・確か53位じゃなかったか?』


『は!?どんだけだし!』

祐が『あ!』と叫んだ。


『今日告られてたカラ54!?』



あぁそういや。


『高2で54て・・・。要、よくしってるな!』

『親友だから。』


さすが要。