私が見ていると、

その女の人は私に気づき、

「あっ、こんにちは。
 …優澄ちゃん…だよね?」

と、私に話しかけた。


私は頷くと

私は、部屋に涼兄がいないことに気づいた。


"涼兄は?" と 聞こうとした時


後ろから

「お!ユズ 大丈夫なのか?」

と、声がした。


私の大好きな人の声が。


そう、涼兄の声が。



後ろを振り向くとドアの所に4人分のジュースとお菓子を持ってきた涼兄が立っていた。