逃げ出したくなった…。

ここにいたくない…。



「そーいえば潤帰ってこないね

 潤が帰ってくるまで家帰って
 いい…?

 帰ってきたら、電話かメール
 してよ。」



「ん?どうした?

 帰ってもいいけど…
 具合でも悪いのか??」

涼兄に心配かけた。

笑顔で"違うよ"って言いたいのに今は作り笑いも出来ないよ。



泣きそうなのを我慢して

「大丈夫だよ。
 じゃあ、後でね。」


と,涼兄の部屋を出た。