『今日は、塩入と渡部が送別会やってくれるみたいなんだ。

次はヤナ達が開いてくれな。』




いつもの店長に戻っていた。


そんな店長を見ていたら、涙が出てきそうだった。





泣いちゃダメ。

そう自分に言い聞かせた。






『もう、閉店時間ですね。ヤナ今日はモップがけしないで帰ります。

お疲れ様でした』




そう言って店を飛び出した。