『ヤナちゃん、今ならまだ間に合うよ!!』



『へっ??』

南ちゃんが何を伝えようとしているのか分からなかった。




『渡部さんと池上さんには口止めされてたんだけど‥


実はね、渡部さん‥今日であの店辞めるの!!県外に移動が決まって‥

それで今日は部屋の片付けとかあるから5時上がりなんだ。』



時計を見ると、今の時刻は4時50分。
ここから走ればギリギリ間に合う。




『ねっ!!ヤナちゃん行こうよ!!』

そう言って、私の腕を引っ張った。



『告白まだなんでしょ??後悔して欲しくないの!!』

南ちゃんの目は本気だった。