エンディングが終わりテレビも消えた。





『電気消す??』


スイッチの前で渡部さんが立っていた。



『お願いします』




部屋の中が真っ暗になった。



『大丈夫だから。俺を信じて!!』


私たちは、はじめてキスをした。




『ごめんね‥胸小さくて‥』


渡部さんの動きが止まった。



『そんなことねぇーよ』



『それから‥』


『さっきも言ったろ??俺を信じろって』





私は怖くて目をつぶった。

でも‥渡部さんの言葉は心強かった。





そして‥


はじめて私たちは一つになれた。






『ヤナね、今凄く幸せだよ』


『俺も』



その言葉を聞いて、また泣いてしまった。