「んん・・・。」
どうやら彼が起きたようだ。
私はというと、することもなく手持無沙汰だったので、宿題に取り組んでいた。
「間宮君?」
「ん・・・。」
寝ぼけている。
「起きた?」
「ん・・・。」
起きてないな。
というより、私宿題終わっちゃったんですけど。
暇なんですけど。
バサッッ
「え?」
急に間宮君が起きた。
そしてものすごくこっちを見ている。
「な・・・何?」
「何で?」
「へ?」
「何でここにいる?」
「あ・・・、私香華生徒運営部に入部したんだよ。」
「ふーん。」
ふーんって、自分で聞いときながら、彼は毎度ながらよく分からない。
「よ、よろしくね?」
「認めない。」
「は?」
「俺、部長。お前の入部認めないから。」