陸は眠くて部屋で寝てる。
陸戸はまだ帰ってきてない。
リビングで一人で、
考え事をする。
「...ハァ...」
真面目に、
悩む。
あたしは、
花嫁候補の一人に過ぎなかったんだ。
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"音声着信 かっちゃん"
『...もしもし』
『暗ーっ!栖羽ちゃん大丈夫?』
『...うん』
『んー、今から外出れる?』
『うん。大丈夫』
どうせここに居ても、
もっと落ち込むだけだもんね。
『分かったー!じゃぁ、
中央公園で待ち合わせで!』
『うん。分かった』
電話を切って、
バックを持って
制服のままで出掛ける。