な、なんでも


人生はチャンスは一度だけと


すこしでもセンシティヴな


中学生ならば誰でも知っている様に


最高の告白のチャンスも


こ、告白ーーー


おれはこの言葉を考える度


どうしようもない絶望感を感じ


大声で泣き出したいと思うのは


詩を読みすぎているからだろうか


俺たちの様な


切ない青春を詩を読みながら


日々をせめて力強く生き延びようとしている


文学少年にとっては


告白する イコール 失恋する と


決まってしまっている


そう あれはある夏の日の午後だった


俺があの出来事に巻き込まれたのは・・・