そ、そうか


そうだったのか・・・


リサ リサお前も


ゾーンに入っていたのか・・・


俺が考えていること


そして想像していることを


お前も読もうとしているのか・・・


お前への想いもすべてーーー


それはまずい


それはまずいぜ・・・


4.500秒経過・・・


もしお前への愛が


お前の手によって消滅するのならば


誰も後悔しないだろう


5.100秒経過・・・


世界中の死刑囚は


この様に苦しみながら


最後の瞬間を待っているのか


俺はもう


動くこともできないし


考えることもできない


さよならーーー


そ、そして


その時


俺を救うように


リサはこう言ったのだ。


俺に言ったのか


リサ自分自身にいったのか


わからなかったがーーー


「忘れ物しちゃったわ。バカね」


そしてリサは教室を出て行った


あ、あああ・・・


俺は漫画の読みすぎかな


ありえないぜ


このバカ・・・


☆第3章 完☆