ああああ


ありえないぜ・・・


外は土砂降りの雨だった


もう俺は疲れた・・・


読者のみんなもそうじゃないのか


でも夜明け前が


一番暗いということも


今時の中学生は誰もが知っている


これが最後の試練だとすれば


俺は走っていくだけだ


俺は走った


雨に濡れても


体育館で着替えればいいだけと


言い聞かして


俺は走った


この雨の中を


リサが待っているなら


俺はなんだって立ち向かっていける


恐れるものは何もないんだと


俺は何度も俺に言い聞かしながら


俺は体育館についた


プーが見えた・・・


あ、あれ・・・おかしいぞ・・・