中学の時からの友達、リュウヤも同じだったみたいで。 気がついたら、2人でカオルの机の前に立っていた。 「あ、あたしチヒロ!!よろしく」 「リュウヤ。よろしく」 「……」 無視…ですか。 握手しようと2人で手出してんのに見ようともしねぇ。 見た目、勉強出来ます風の爽やか少年、リュウヤまで目が笑ってないんだから、男っ気たっぷりのあたしはもっとヒドい顔をしてると思う。 それでも、何故か諦めようとはしなかった。