次の日、いつも行る場所にカオルはいなかった。
いつもならリュウヤとあたしの机に座って話してるのに。
違うグループの子達と話しているカオルを見て、少しだけ胸がチクンとした。
…なにこれ。
違う。
この“チクン”はきっと、カオルがあたし達以外の人といるところをあんまり見てなかったからで。
女の子と話してる姿をあんまり見なかっただけで。
決して違う。
少女マンガ的な、あんなのとはまた違う。
「何かあった?」
昨日とは違う変化に、リュウヤはちゃんと気が付いていた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…