横を向くと同じように進路調査表を持って唸ってる奴が一名…。
あえてソイツはスルーするとして。
「リュウヤは…」
「勿論、決めてるよ」
その即答があたしの胸にはグサリと刺さるんだよ…。
「こんの裏切りものーっ!!いっつも一緒に遊んでるくせにっ」
「俺はただ遊びまわってる訳じゃねぇんだよ。お前らと違って」
確かに……。
あたしら何にも考えないで遊びまわってた気がする。
ってか遊びまわってた。
『まだ高2の夏だけど、あと1年後にはきっちり決めといてくれよ~』
担任の声が頭に響いてグワングワンする。
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