これは正直ありがたい申し出。自分だけではどうしても単調になりがちな服飾センスではあるけども、夜の街で愛を売っているこの人たちならばきっと一味違うセンスを提供してくれるに違いない。

「つまり着せ替え人形になってもらおうってことだけどね?」

 私から見て右側からのつっこみ。まぁそうなんだろうなぁ。それを受けて残り二人が

口々に、

「あーちゃん線が細いからさ、普段自分で着ないような服が似合ったりして面白いんだよね。あ、褒めてるからね? 超褒めてる」