空愛はすごく
不思議そうな顔をして

首を傾げた。


僕はそんな君に
一目惚れしてしまったんだ。



「あっ…
俺は人込み苦手だから
人が少なくなってから
見に行こうかなって
思ってたんだ。
それまで中庭で時間潰し
しようと思って」

「そう。
じゃあ、あたしも一緒に
中庭で
時間潰ししてもいいかな?」

この時、僕は
まだ気付いてなかった。

後ろから誰かが
僕と空愛を睨んでいて…

あとから
ひどいことになるとは…

この時誰も気付かなかった