はあ…ずいぶん

計算式を書き続けた気がするけど…

半分くらいはできたかなぁ

私は携帯で時間を確認した

もう深夜3時かあ

眠いかも

私はテーブルに座っている紫音ちゃんを見る

紫音ちゃんは眠そうな目をしながらも、大学ノートに字を書き

宿題を進めていた

「バスケ、好き?」

「まあ…ね
ここまで来たら、上を目指したいって思うよ
そりゃ…きついし、むかつくヤツもいるし…やめてやるって思うけど
やっぱ勝つと嬉しいし」

紫音ちゃんがにこっと笑った

そっか

紫音ちゃん…凄いな

そう思うと、私って何もないなあって思う

なにを目標にして生きているのか

わからない

廉人さんの肩に寄り掛かって生きてる

何か夢を見つけたい

紫音ちゃんみたいに上を目指して、努力ができるような夢が欲しいな