「坂本沙希だっけ?俺、澤口宏大」


背の高い人がにやっと笑いながら言った。


「俺は亀田光輝。」


目がつりめな人が無表情なまま言う。


「まだしゃべってないけど、俺は小川亮介!」


澤口くん?の右隣りにいた、背が高くて髪の毛をワックスで立ててある人。



「……坂本沙希です」


なんか一応自己紹介をしてみた。



「じゃあ…そろそろ話してやる?」


小川くんは澤口くんたちを見ながら笑った。


ごくん―

溜め込んでいた唾を一気に飲み込んだ。