「へぇ〜こいつが?」


「あーうん」


「駆の好きなやつか(笑)」


えっ?
今なんて言った?


私は訳が分からず、優のほうを見た。


優は苦笑しながら私の視線から逃れようとしている。

目が泳いでるよ…(笑)




「あ…のさ、何言ってるの?駆の好きな人が私?違うよ!(笑)」


「はぁ?!優、まだ言ってなかったのか?」


背の高い人の隣にいる目がちょっとつりめの人が驚いていた。

なんか…
誰が誰なのか、全く分からない。

名前ぐらい教えてくれないかなぁ……?




「ははっ…忘れてた(笑)」