「坂本…お前が知りたいこと、教えてあげるよ」


「えっ!?」


「今、時間いい?」


「あ、うん!全然構わないよ!!」


「何大きな声出して興奮してんだよ(笑)」


「あははっ興奮してないし!」


「じゃあ俺についてくんない?」


「分かった…!」




私は優の後についていった。

知りたかったから…

なぜか分からないけど。

なんでこんなにも駆のことが気になってしまうのか…






え?ここって……
男子トイレなんですけど。

額から冷や汗が頬をつたう。



「つれてきたよ〜!」


優はトイレの奥のほうにいる数人の男子に声をかけた。



「おー!」



一際背の高い男子が、私の顔をまじまじと見ながら言った。