頭の中は凜久でいっぱいなの。



でも凜久はモテるから…

ちょっぴり心配に思ってるんだ…。





しばらくして――…


道の先に見えた男の子。




凜久だっ…!





「凜久っ!」


「あれっ?」


驚いた顔をした凜久に小走りで近付く。



凜久からもらったハニーハウスの割引券。


私がもらっていいのかな?って思ったけど、私は凜久と行きたい…。



だからふたつしかない割引券を、他の誰かじゃなくて"私"にくれた事がホントに嬉しかった。