「ふぁぁ…」 時計を見ると、まだ5時を少し過ぎた頃。 すこし早めに起きちゃったかな、と寝返りをうつ。 ………。 なんか瑠璃の妄想がしづらくなってきた。…なんでだろう。 前よりずっと距離が縮まったからかな。 そう思って布団から起き上がる。机に飾ってある僕と瑠璃の写真。 ふたりとも今よりも幼い顔で背も小さい。 あの頃は僕の方が背が高かったんだけどな。