「いろいろ考えたんだけどさ」 「…っ、うん?」 俯いていた顔が、上に持ち上げられる。 ベッドの上に座っている僕と、きちんとテーブルの前に正座をしている瑠璃。 "うん?" の前の"…っ、" はなんだ…? 「何々?考え事?」 「な、なんでもないよ?」 ちょっぴり顔が赤くなってるし。 瑠璃が何を考えてたからスゴく気になるけど、今はこっちの方が大事。 夏休み最後の予定。