*瑠璃 side* 凜久、凜久―――…… なんか、あったのかな。 不安で不安で 仕方がないよ…――― 気付けばもう放課後。 カバンを肩にかけたあおいが小走りに私の元へ駆け寄る。 「ねぇー、瑠璃。気分転換に買い物してかない?」 ほら、凜久くんにタオルプレゼントするんでしょ? 「わわっ、そうだった!」 どんなのにしようかな? 私の頭の中はタオルでいっぱいになる。