凜久っていつからあんなに積極的になっちゃったの。


もう今までみたいに可愛い凜久ではなくなっていた。




凜久はカッコいいひとりの男の子だよ。




もっともっと凜久の事好きになっちゃうよ。



凜久がすごく愛おしい―――…




「凜久、凜久……すごく、好きだよ」


凜久がいなくなった私ひとりだけの部屋で溢れた思いを思わず口に出す。




テーブルに置かれた、結局食べられなかったスナック菓子を見つめながら、今度はどんなタオルにしよう?と考える。





「凜久、楽しみにしててね…」


赤いかさのプレゼントもほんとに楽しみにしてるからね。


そしたら一緒に食べるんだ。






「…辛ッ」


「えー?……そう?」



会話を思い浮かべて、クスッと笑う。


部屋の窓を開け藍色に染まった空をひたすら眺めた。