振り返ることを戸惑ったけど名前を呼ばれちゃね…。
「…タオル、どうぞ」
そう言って差し出された両手には真っ白いタオルが握られている。
「悪いけど凜久には愛用してるタオルがあんの」
先に言葉を発したのはヨウ。
ぶらんと垂れ下がった僕の左手にはカラフルな星が散りばめられたタオル。
瑠璃からもらったお気に入りのタオルなんだ。
「だからごめ「…あ、それ…」
2度に渡って僕の言葉を途中で遮る彼女…どうやらタオルを凝視している。
1度目は告白を断った時。
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