地球の長い歴史から見れば、僕とユキの歴史なんて、ほんの一瞬かもしれない。 高校で出逢った僕らは、大事に大事に愛を育ててきた。 少し早いと言われるかも知れないけど、僕らは次の春に結婚する。 この結婚を誰よりも喜んでくれた人がいる。 僕らのことをいつも見守ってくれる優しい友。 彼は、毎日僕に語りかける。 雨上がりの虹のように、曇り空から差し込む一筋の光のように・・・。