あれからどれくらいたっただろう





リョウは







手に持ったタバコをふかしながら言った







「ナオちゃん、ホントにレイと連絡取ってないの?」






私はビクッとした






『うん』






リョウから視線を外して言う







「それでいいの?」




『だって、連絡する理由がない』




「理由なんて、いくらでも作れるだろ?」




『私には、レイに連絡する資格ない』




「何で?」




『レイには、彼女いるもん。私が連絡したら邪魔になる』




「何でそう思うの?」




『レイは優しいから。嫌でも嫌って言わない。だから、私甘えてしまう』




「確かにレイは優しいけど。誰にでも分け隔てなくじゃないよ」




『分かってる。だからだよ』




「だから?」




『レイは私に嫌って言わない。からかったりはしても傷つける様な事はしない。でも、それは幼なじみだからだし、それに私が甘えたら、レイは彼女大切に出来ない』




「ナオちゃんはそれでいいの?」




『いい』






また





レイの笑顔見れるなら