『これで…良かったんだよね』





一人





呟いた








溢れ出した涙は







全然止まらなくて







手で拭っても






すぐに風景は滲んで







凄くいい天気なのに






太陽が全然見えなくて








トンネルに入る度






私の心も






暗闇に飲み込まれていくような









だからまた涙が溢れ出して






私の涙を止めてくれる






レイの笑顔は






もうなくて





私は






溢れる涙を







必死に拭う事しか出来なかった