ようやく振り返ったレイは














笑顔だった






「失敗した…」






『切符』





「忘れてた」





『買ってくる』





「オレも行く」





『荷物重くない?』





「一人で行かせたら迷子になる」










ならんっちゅうに






でも







ようやく






レイの笑顔見れた







やっぱり私







後ちょっとでも






一緒にいたいから







『お願いします』







そう





笑顔で返した