雲一つない青空





『今日も暑くなりそう』




初めて





私から沈黙を破った




「だね」




『もうすぐ夏だもんね』




「だな」




レイは口数は少なかったけど




それでも優しく返してくれた



たわいもない会話だった





もうすぐ私達は







お別れなのに






たわいもない事しか







思いつかない