レイは笑った






『うん』






私も笑った






「約束」




『うん』




「また…二人で朝日見にこよう」




『何年後?』




「五年後」




『五年に一度?』




「多いか?」




『どうだろう?』




「次来た時は…」




『何?』









「…ナオ。どんな女性になってるんだろうな?」




『きっと素敵な女性だよ』



「そうだな」




『レイはどんな男性になってるんだろう?』




「きっと素敵な男性だな」



『そうだね』