恋をしないと決めたあの日


この想いは胸にしまっておこうと思った



溢れてしまわぬよう……



それがあたしの誓ったことだから



忘れちゃいけない…

忘れない



大切なあの人



大好きだったあの人……



結ばれなかった二本の赤い糸



それでも好きだと言ったあの日



今までで一番大きな片想い…



もう辛い想いはしたくないから



だから自制をかけた



人を好きになることに



こんなにも臆病になったんだ……――――






第一章~恋する季節~




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