「まぁそれは置いといて。話すと長くなるけど・・・」
「良いよ。全部話して」
「俺は「妖怪」何だ」
「妖怪!?この世に存在するわけないでしょ。冗談はよして」
「冗談じゃねぇ」
「証拠は?」
「ある」

急に栄介の体に霧が掛った

やがて霧が収まると栄介の姿が人間では無い者になっていた

その姿は・・・

鬼の様に勇ましく

尻尾が生えていて

瞳は何でも見透かすような金色に輝いていた

「うそ・・・」
「お前も実は妖怪なんだ」
「!?」
「驚くにも無理は無い。お前の父親と母親は代々俺の家族がお守りしていた」