美稀はそのまま、授業を受けて、部活に行った。


普通なら、帰りは智也に送ってもらうケド、今日は先に帰ろう!

美稀は智也に会うのが嫌で、避けたくなった。


そして、部活がおわり、靴箱に行くと、智也が待っていた。


いつもなら、野球部の方が遅いし、智也の方が用意が遅いから、普通に来てしまった。

「帰ろうゼ」

「……」

「ん??」

「帰らない。」

「はッ!?」

智也はキレぎみに、答えた。

「さなえと帰ればッ!」
美稀はこんなに、きつく言うつもりはナイのに、言ってしまう。

「さなえ?あぁアイツか。アイツが何?」

「私はゆるせない。」

美稀は走って帰った。


もぉ嫌!


家につき、いそいで塾に行った。もぉ今の美稀は勉強して、嫌な事を忘れるしかなかったから。



「天王寺!」
塾の先生が声かけてきた。

「はい!何!?」

「勉強するのか!えらくなったな」

先生はホメてくれたケド、ちっともうれしくナイよ。