さなえの智也へのアタックはそんな簡単に終わらなかった。



「今井くんおはよ」

さなえが朝から、1組にきた。

「おす…」

智也はどんどん、さなえになれて来て、返事をするよぉになった。

美稀にとって、初めての嫉妬だった。

ある放課後、アヤに相談するために、マックにいった。



「美稀、ここに座ろッ??」

「うん」

「で、さなえの事でしよ?」
アヤは単刀直入に聞いてきた。
美稀はうなずく。


「さなえは小学校の時から、人の好きな人うばおうとしてたからねェ」

美稀とアヤは小学校がちがって、アヤとさなえは一緒だった。
「そっかぁ。で、奪えれたの?その時は」

「色イロね。その時の男によるわね。」


「どぅいう事?」

「男がかるくて、その女より可愛いと思ったやつは、もぉさなえの物になっちゃうの。で、み向きもしなかったら、女からすれば、成功ってわけ。」

美稀がさなえに勝てる訳ないよ……
「……。」
美稀は涙が出てきた。


「美稀ィ」
アヤも泣き出した。


2人は一緒に泣きながら帰った。