「…モカ!」

少し声を大きくして、頭をポンポンと撫でる。


「う…ん…」

もそもそと動き出したモカに少し安心する。

身体を離し、ボーッとしながら起き上がっている。


「おはよ、モカ」

一緒に起き上がりながら朝の挨拶。


「……おはよう、いずみくん…」

まだ少し寝惚けた様子のモカがふにゃっと笑いながら言った。


……壮絶に、可愛い。