……ゆっくり目を開ける。
カーテンの隙間から漏れる陽の光で目覚めた。

もう朝か……。

隣にいるはずのモカを引き寄せようと手を伸ばした。



…………あれ?

あるはずのものがない。手がベッドの上をバタバタと動く。


…………いない!?


「モカっ!?」


一気に頭が覚醒し、蒼白になりながら飛び起きた。