ドライヤーの電源を切り、床に置く。


「………モカが悪い」

そう呟いて、後ろから華奢な身体をギュッと抱き締めた。


「えっ?えっ?」

モカは今の状態が把握できていないのか驚きの声をあげている。


それを無視し、頭や耳にキスを落とす。

「やっ…!ちょ、ちょっと…!」

身体を捩らせ、抗議をしようと振り返ったモカの唇を塞いだ。


「……んっ!」