風呂上がりのモカは、本気でヤバかった。

上気した頬とほんのり赤く染まった肌、髪はしっとり濡れている。



……押し倒してぇ。


衝動的に行動に移してしまいそうな自分をなんとか抑え、モカの手を握った。


「…おいで?髪、乾かしてあげる」


足の間にモカを座らせた。