息を整えながら、顔を真っ赤にしてコクコクと頷くモカに笑った。

少しホッとする。


それと同時に、我慢できなくなる。
もう、全て奪ってしまいたい…。


「……なぁ」

モカの頬を撫でながら見下ろす。

赤い顔のまま、ん?と首を傾けるモカ。

…ヤベ…かわいい…。

胸がドクドクと鳴る。


「今度の週末だけど……」

うん、勉強でしょ?とモカが言う。




「………モカが欲しい」


言った瞬間、ピキィッとモカが固まるのが分かった。