校門から1人出て、モカに電話する。


………出ねぇし。

はぁ…とため息をつき携帯を閉まったその時、


「……黒崎君っ!」

後ろからか細い声が聞こえた。

反射的に振り返る。

顔を紅く染めた女の子が1人立っていた。


…またか。
その後の展開が想像できる。