その後のサッカーの練習もどこか上の空だった。

考えるのはモカのことばかり。…相当重症だな、俺。

監督にも背中をドカッと蹴られ、「集中しろ」と激を飛ばされる始末。


練習終わりも何か食って帰ろうと言う裕太や仲間たちの誘いを断り、さっさと帰ることにした。