だから最初から
けじめ付けるつもり
だったらしくて。

結局、
告白は断って
しまったけれど。

もしあの子に
言われた通り
だったら、
どんなに・・。

まぁ、そんな
ありもしないことを
考えるのもやめよう。

哀し過ぎる。

そのときだった。

「久しぶりにさ・・
繋いでみる?」

灰二がそう言って
軽くこちらに
振り返った。

?と最初、
なんのことか
分からなかった
けれど、差し出された
手を見て分かった。

繋ぐって・・。

手・・・!?