ごめん。ごめんね。
母さん、父さん。
いつも反発ばっかして・・・。
あたしのことを普通の親以上に心配するのは
こんな理由だったんだね。
これからは母さんと父さんに
優しくするね。
これからはお姉ちゃんの美雪ちゃんの分まで
一生懸命頑張るよ。
お姉ちゃんが出来なかったこと
いっぱいするからね・・・。
「美怜・・・泣いてくれてるのか?」
あたしは知らないうちに
涙が出てたみたい。
「良い子だな・・・。」
父さんはそう言って頭をなでてくれた。
父さんの手は、大きくて暖かかった。
ん・・・・・・。
また違和感・・・。
公園の前で倒れた時みたいな感じの痛み・・・。
痛っ・・・・・・。
そう思うと眠気がいっきにきて
眠ってしまった。
「寝たみたいだな・・・。」
「フフッ。そうみたいね。」