…由梨?



応答がない。




「由梨?…ってえぇえ!?」




後ろを振り返ったあたしは、思わず声をあげた。




キーキー言ってたギャルちゃんも



関係ないクラスのみんなも




一斉に黙ってしまった。





--------バァンッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼





そんな空気もお構いなしで、由梨は机が割れるくらいの勢いで凌の机に右手を叩きつけた。






凌も慌てて起きる。




隣の仁も顔をゆっくり凌の方に向ける。





「由梨っ…」



「凌さ、」



私の声入ってないー‼


ヤバいキレる‼


てか、もうキレてる?